世界の医者と日本の医者
日本の医師免許はほとんど全ての診療科ができます。定年も更新制もないので、一度取得した医師免許は取り消されない限り生涯有効となります。
では他の国ではどうなのでしょう。
アメリカでは、州ごとに医療関係の免許が交付されるようです。また診療ごとに専門医の資格が必要となります。さらにスキルや診療でも段階があって、別に専門医資格を必要としています。定年制はありませんが、更新が必要となります。
イギリスでは、医師免許取得は国家試験ではなく大学卒業試験の合格で免許が貰えるそうです。イギリスの医学部はすべて国立となっており、留年が認められていないので中退者が多いようです。留年が認められていないなんて厳しいですよね。イギリスの医学部は5年制で、卒業後に1年間の臨床研修が義務となっています。また各診療で専門医の資格が必要となります。ほとんどの国の医師免許はその国でしか使えないのですが、イギリスだけはニュージーランドや植民地でも通用するようです。香港ではイギリスと中国の両方の医師免許が使えるのだそうです。
ドイツでは、医師国家試験が何段階か存在していて、大学で学びながら国家試験も受験していくそうです。ドイツでは医師免許を持っていても医者としての活動が許されていないのだそうです。さらに何年か臨床研修を受けて、さらに専門医試験に合格しなければ医師として活動できないのだそうです。こちらも各診療で専門医資格が必要となっており、68歳で定年になるのだそうです。
日本は医師免許が絶対的なものですが、他の国ではさらに専門の免許が必要のようです。
何処の国でも医師になるのは大変です。そんな大変な思いをして医師となった人は尊敬しますね。